NARA HISTORY TIMELINE

奈良の歴史を
たどってみよう

奈良には、教科書に出てくる歴史が今も町や風景の中に残っています。歴史・今の場所・地域Plusをひとつにつなぎ、奈良の歩みをわかりやすく紹介します。

奈良の歴史を、やさしく・楽しく
① 大きな流れが見える奈良県全体の大きな歴史の流れを中心に、地域ごとの詳しい話は各Plusへつなぎます。
② 「なぜ大事?」を一言で年号の暗記ではなく、その出来事が何につながったのかを紹介します。
③ 現地へつながる今の市町村と地域Plusを表示。歴史を「今ある場所」として感じられます。
読み方を選べます まず全体を知りたいときは「やさしく読む」、背景まで知りたいときは「くわしく読む」

TIME TRAVEL THROUGH NARA

奈良をめぐる歴史年表

「これ知ってる!」「ここ行けるんだ!」を見つけながら、奈良の長い歴史を楽しんでみてください。

01

弥生・古墳時代

弥生時代
弥生時代の環濠集落を上空から見たイメージ。周囲に濠がめぐり、竪穴建物や高床倉庫、田んぼ、人びとの暮らしが描かれている
環濠集落のイメージ図。ムラの周囲を濠で囲み、住居や高床倉庫、田んぼなどが広がる暮らしを表現しています。
弥生時代田原本町

唐古・鍵に大きなムラが栄える

奈良盆地のほぼ中央にある大規模な環濠集落かんごうしゅうらく唐古・鍵遺跡からこ・かぎいせき。稲作が広まり、人びとが集まって暮らす社会の様子を伝えています。

ポイント:「環濠集落」は、ムラのまわりに大きな溝をめぐらせた集落のこと。
5世紀後半
古墳時代河合町

大塚山古墳がつくられる

河合町の大塚山古墳おおつかやまこふんは全長約197m。5世紀後半につくられ、同じ時期の奈良盆地では最大級の前方後円墳ぜんぽうこうえんふんです。

ポイント:古墳の大きさから、その地域に大きな力を持つ人びとがいたことを想像できます。
6世紀後半
古墳時代斑鳩町

藤ノ木古墳がつくられる

斑鳩町には、豪華な副葬品で知られる藤ノ木古墳ふじのきこふんがあります。古墳時代の終わりごろの奈良を知る重要な場所です。

02

飛鳥時代

605年
飛鳥時代斑鳩町

聖徳太子が斑鳩に住む

605年、聖徳太子しょうとくたいしが斑鳩に住んだと伝えられます。斑鳩は政治と仏教文化の重要な舞台になりました。

607年
法隆寺境内の伽藍と五重塔。左に金堂、右に五重塔が見える
法隆寺の伽藍と五重塔。斑鳩の仏教文化を今に伝える景観です。
飛鳥時代斑鳩町

法隆寺が創建される

斑鳩町の歴史年表では607年を法隆寺創建としています。斑鳩の仏教文化を象徴する場所として、今も世界中から人が訪れます。

ポイント:「聖徳太子」「遣隋使」「仏教文化」を一緒に見ると、飛鳥時代の動きが分かりやすくなります。
694年
飛鳥時代橿原市

藤原京に都が移る

持統天皇じとうてんのうの時代、都は藤原京ふじわらきょうへ。日本初の本格的な都城とされ、のちの平城京・平安京へつながります。

ポイント:藤原京の歴史は、2026年の世界遺産登録へもつながっています。
03

奈良時代

710年
奈良時代奈良市

平城京に都が移る

710年、都は藤原京から平城京へいじょうきょうへ。奈良が日本の政治・文化の中心となる時代が始まりました。

ポイント:「710(なんと)大きな平城京」という語呂合わせを聞いたことがある人も多いはず。
752年
奈良時代奈良市

東大寺の大仏 開眼供養

752年、東大寺で大仏開眼供養かいげんくようが行われました。大仏は奈良時代の国家事業と文化を象徴する存在です。

ポイント:「開眼」は仏像の完成を祝い、目を入れる大切な儀式です。
768年
奈良時代奈良市

春日社の創建

768年を春日神社創建とする歴史資料があります。春日山とともに、奈良を代表する信仰の地になりました。

04

平安時代〜中世

1136年
平安時代奈良市

春日若宮おん祭が始まる

春日若宮おん祭かすがわかみやおんまつりは1136年に始まったと伝えられます。都が奈良を離れたあとも、奈良独自の文化と信仰は受け継がれました。

ポイント:昔の出来事が、現在の祭りとして目の前で見られるのも奈良のおもしろさです。
1180年
平安時代末期奈良市

南都焼討ちで大きな被害

1180年、平重衡たいらのしげひらによる南都焼討ちなんとやきうちで東大寺・興福寺などが大きな被害を受けました。奈良の歴史には繁栄だけでなく、復興の歩みもあります。

05

戦国時代〜江戸時代

1560年
戦国時代奈良市

松永久秀が多聞城を築く

1560年、松永久秀まつながひさひで多聞城たもんじょうを築いたとされています。古都・奈良にも戦国時代の動きが及んでいました。

1613年
江戸時代奈良市

奈良奉行が置かれる

江戸幕府は1613年に奈良奉行ならぶぎょうを置きました。奈良の町は寺社の町、商いの町として発展していきます。

06

明治〜現代

1868年
明治時代奈良県

奈良県が設置される

明治政府のもとで1868年に奈良県が設置されました。その後いったん他県へ統合され、のちに再設置されます。

1887年
明治時代奈良県

奈良県が再び設置される

長い再設置運動を経て、1887年に奈良県の再設置が決まりました。現在の奈良県につながる大切な転換点です。

ポイント:今では当たり前に見える「奈良県」も、一度なくなった時期がありました。
1993年
法隆寺の五重塔を正面から見上げた景観
法隆寺の五重塔。1993年、「法隆寺地域の仏教建造物」として世界文化遺産に登録されました。
現代斑鳩町

法隆寺地域の仏教建造物が世界遺産へ

法隆寺を中心とする建造物群は1993年、ユネスコ世界遺産に登録されました。斑鳩の歴史が世界的な価値として認められました。

1998年
雨上がりの東大寺大仏殿を正面から見た景観
東大寺大仏殿。1998年に世界遺産登録された「古都奈良の文化財」を構成する資産の一つです。
現代奈良市

「古都奈良の文化財」が世界遺産へ

1998年、東大寺・興福寺・春日大社・平城宮跡など8つの資産からなる「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されました。

2004年
現代吉野・大峯など

「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産へ

吉野・大峯おおみねなどを含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されました。山・信仰・道が一体となった文化が、世界的な価値として認められました。

ポイント:奈良は建物だけでなく、山や道、信仰の文化も大切な歴史です。
2010年
現代奈良県全域

平城遷都1300年祭

710年の平城京への遷都から1300年。2010年には平城遷都1300年祭が開催され、平城宮跡を中心に奈良県各地で歴史や文化を見直す催しが行われました。

ポイント:710年の出来事が、2010年の奈良にもつながっています。
2026年
現代橿原市・明日香村など

「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産へ

「飛鳥・藤原の宮都」が2026年に世界文化遺産へ登録されました。藤原宮跡やキトラ古墳、高松塚古墳など19の構成資産からなり、日本の古代国家が形づくられていく過程を今に伝えています。

ポイント:694年の藤原京の歴史が、1300年以上たった2026年に世界遺産として評価されました。

FROM HISTORY TO PLACES

歴史を知ったら、今の奈良へ

歴史 → 地域Plus年表の出来事から現在の町へ。地域Plusで観光・暮らし・地域の情報につなぎます。
地域が増えるほど育つ現在未開設の地域も、将来Plusが加われば年表から直接つながる構成です。
奈良ものしりクイズへ歴史を読んだあとに、奈良ものしりクイズでも奈良を楽しめます。

この年表について

Nara Plusでは、奈良県の長い歴史をできるだけわかりやすい言葉で紹介しています。歴史上の出来事を現在の市町村や各地域Plusへつなぎ、「昔の奈良」と「今の奈良」を一緒に楽しめる年表を目指しています。

歴史情報は奈良県・各自治体・公的機関・世界遺産の公開情報などをもとに整理しています。年代や内容には諸説がある場合があります。